海のそばへ

2024.01.11

今日は強い風が吹いていて寒いね。

会社に着くころには手がかじかんで、ヘルメットの顎紐も外せないでいるのに、アイは「早く外に出せ。」って朝からせせこましい。倉庫の下を覗いて匂いを嗅いで、誰も来ていないって分かると、一緒に事務所に上がっていって、ご飯を食べたらポイポイ(最近のアキコの流行り言葉です)って出て行っちゃう。

みんなが来る頃にはすっかり居なくなってしまって、「おはようございます。」と挨拶を交わしながら届いたメールを見ていると、今年も仕事が始まったんだなあと何となく思うのでした。

今日は内田さん設計の住宅にキッチンを作らせて頂くのでその現地確認に海のそばまで。

駅で強い風に吹かれていたせいか、ゆったりと西に向かう暖かい電車内はまどろむ時間でして、到着すると身震いするくらいでしたが、内田さんや施工担当の市丸さんお久しぶりに皆さんとお会いして温かくなる。

「イマイさんも老眼ですか。」と市丸さん。

8年前に「土間」のZさんのキッチンの時に初めてお会いした時はどこかぶっきらぼうでおっかなそうな人だなあという印象だったのですが、それは素朴な印象の裏返しで、いつもよく面倒を見てもらってもうこんなに月日が経ってしまった。内田さんも私もすっかりおじさんで、それでもこうして賑やかに仕事をさせて頂ける日々をうれしく思うのです。

しばらくして、施主のSさんがいらっしゃって、「なんてすてきな屋根!」と言っていた美しい空間。

これからチェリーのキッチンを作らせて頂くのです。