チェリーのL型キッチン
2024.04.23
築18年のマンションにお住まいのYさんのキッチンリノベーションはこのスケッチがご縁をつないでくれたのだそうです。
もともとL型キッチンだったのですが、ガスコンロがもう今にも壊れてしまいそうというところからこの際キッチンを自分好みに変えてみようという思いが広がったのだそうですが、やはりガスコンロとキッチンと比べると費用は大きく変わりますから、まずお話を聞きにいらしてくださった時にどんな形になるだろうと書いたスケッチがYさんの気持ちを大きく動かしたのだと、おっしゃっていました。
うれしいですね。
その思いを実現できるようにと、今回kotiさんと一緒にキッチン周りを新しくすることになったのでした。
Yさんのキッチンの構造は、床はコンクリートにフローリング直貼りの構造でしたので、配管が床上を転がっている状態で、ガスコンロの横の壁から出ている配管がずーっとシンク下まで来ていたのでした。
解体するまでは結構複雑な構造のキッチン周りでしたので、工期の関係で解体してからキッチンの設計をしていたのではYさんの暮らしがとても不便になってしまうので、おおよその検討をつけながら新しいキッチンの形を考えていきます。
リノベーションはこういうところが難しいです。kotiの伊藤さんといろいろと検討をつけながら形を考えていきましたが、実際解体してみると、排水の勾配を取るための部材が覆った以上に出ているところもあったりして、どうにか想定内に納まって良かったと設置してみてひと安心だったのです。
それと、今回はステンレス天板のL型キッチン。
マンションなのでL型一体での制作は搬入が困難でしたので、ちょっと変わった形に分割して制作しています。きれいに納まるか、ここに持ってくるまで心配でしたが、きれいに納まってホッとしております。
先週の土曜日と先日の月曜日でキッチン自体はほぼ完了で、あとは吊戸棚とレンジフードを納めたらすべて完了となる予定。
ウェグナーのデイベッドが置かれた空間に合うようなキッチンになっていってくれるのが楽しみです。