じゅげむじゅげむ

2024.04.28

膝が良くなってもう1年と3ヶ月かな。2022年はあの膝の痛さが直らないと思っていたものね。

「膝のお皿の下の脂肪が硬くなっています。」って若い整復師さんに触診してもらってそう言われた時は、びっくりしたわけです。

それまではきっと軟骨が減って骨がこすれあっているんじゃないかってヒアルロン酸をさんざん注射したりしていたのに、リハビリに通って膝を毎回揉み揉みしてもらっていたら直っちゃったんだよね。

それでリハビリ卒業する時に、「イマイさん、また走りたいのだったからこうやってくださいね。」って先生が見せてくれたのが、膝を曲げない走り方。はじめ見た時は不思議な走り方で、そうする方が膝痛くなっちゃうんじゃないのって思っていたけれど、今は先生の言葉がとてもありがたいなあと思うのです。

おかげでまた痛みがほとんどなくなった膝を見て自信が沸いてきて、リハビリ卒業後に試しに走ってみたのでした。工房から自宅までの短い距離を人の少ない夜にのんびりスタートして痛みがほとんどなかった時には思わず涙が出てしまった。

50才近いおじさんが夜小走りで泣いているのを見た人はどう思ったろうか・・。

それほどうれしかったわけです。

それから1年以上経って、今では走ることがきちんと楽しくなっていてとてもうれしいのです。

私は週に3日ほどしか走っていないので、あまり本格的な格好で走っているわけではないのですが、靴はずっとアディダスのアディゼロのエントリーモデルをずっと履いてきたのですが、ある時にナイキのフリーランというやはり初心者に履きやすいという靴に履き替えてみたのです。

特別大きな変化は感じなくて、ちょうどこの頃に膝を痛めてしまって、治ったら履こうと温めてきた3足目をいまは履いているのですが、この前自宅から走って工房に来る時に普段履かなくなってしまった2足目のフリーランを久々に引っ張り出して走ってみたら、同じモデルでもソールが全然違うことに今さら気が付いたのでした。

先生に教えてもらった膝を曲げない走り方だと、3足目のソールのほうが硬くて厚いので、その走り方に会うのです。地面からそのまま力が跳ね返ってくる感じで。2足目はもう少し柔らかくて地面をそのまま足の裏に感じてしまうような気がする。

この地面の力をそのままもらってどんどん体が軽くなるこの気持ちが心地良いのです。

なるほどー、なんて思いながら海老名の自転車道をおじさんは黙々と走っております。

最近は「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょの・・」とまるで読経のように延々と歌い続ける鳥たちの声が道程で良こえるような季節になりました。

今日は連休の最初ということで、最近バタバタしていて走ることができなかったので、ちょっと長く走ってみることに。

辻堂海浜公園まで行ってみるか・・、なんて走り出したら、道を誤ったのか帰って調べてみると工房から34キロあって・・、やはりできあがっていない体には大変つらいものがありまして、帰りはとぼとぼ歩きだしてしまったり、でも陽気が良かったからね。大変良い時間でした。

工房に戻るとアキコが裏庭の草刈りをやっておりました。