ヒロセ君は仕込み作業中

2024.05.16

ヒロセ君は来週設置工事に入らせてもらうAさんの引き出しをしこんでいるところ。

平成建設さんからのご依頼で洗面所に設置する家具を数台作らせて頂いておりますが、今回の扉や引き出しはプッシュ式の金物を多用します。

当時プッシュ式の引き出しができたての頃は、押せば飛び出てくるなんてすごい仕掛けだ、なんてみんなでワイワイと驚いておりましたが、今の家具金物はもっと高機能になってしまってプッシュしたりゆっくり閉まったりすることは当たり前になってしまいました。

とても使いやすくてよいことなのでしょうけれど、あまりに機能優先になりすぎてしまうと、家具が家具らしくなくなってしまう可能性もあってバランスを取るのは難しいことだなあと日々悩んでおります。

このプッシュ式も皆さんけっこう意見が分かれるのです。

ウェブサイト内の「エッセイ」の「適した家具とは」というところでも書いたのですが、不用意に開いちゃったり、反対に故障して押しても開かなくなっちゃったりすると、便を通り越して使えないと言ことにもなったりします。そのあたりを踏まえたうえでその人が使いやすい形を考えていくことが大切なのですが、やはりなかなか難しい。