「はず」と「だろう」
2024.05.19
Aさんのプッシュオープンの引き出しの収納家具をチェックしているところです。
タモ柾目は、柾目でも木目の繰り返しが自然なようにランダム張りにしています。一気に通した刷毛目のような濃淡のある表情が潔さを感じてかっこいいですね。
私たちの工房では1人一台家具担当制です。
みなさんから家具やキッチンの制作のご依頼を受け図面が出来上がったら、工房主任のノガミ君に渡します。ノガミ君はスタッフみんなと話し合いながら、誰がどの家具を担当していくか決めていきます。担当者は家具を製作する上で何か疑問があれば、設計したダイスケさんやノガミ君に確認して、進めていきます。
家具が完成したら、今まではスタッフだけで家具チェックをしていましたが、今回からダイスケさんも加わることにしました。取付・納品作業は他のスタッフも一緒に行いますし、情報を全員で共有しておいた方が当日の作業がよりスムーズになものになるだろうと思い、決めました。
感覚と基準は人それぞれで異なると思います。出身校も職歴も年齢もバラバラな人たちが集まっているわけですから。
会社としてどうあってほしいかを仕事の内容全てリスト化してあるわけではなく、「みんながフリーハンドイマイの家具作りはこうあるべき。」と考えて行動してもらっています。(仕上がりはもちろん厳しくチェックしてあります。社長よりも細かいノガミ君が居ますのでご安心ください。)
その日々の作業を重ねるなかで、「ちょっと違うんじゃないのかな。でも間違いでもないし。わざわざ手を止めて言うほどでもないかな。」ということがスタッフそれぞれの中で溜まっているのが会話の中で伝わってきましたので、先日話し合いの機会を設けました。
やはり、気づいた場面で気づいた人が相手に伝えて確認していくのがベストなのだなと思います。
言葉にするとこんなに単純なことが難しいのだなと改めて気づきました。今回みんなで確認できたので、これからもっと良くなっていくことでしょう!