秦野から二宮へ

2024.05.26

今日は秦野のTさんのところにアキコと挨拶に伺ってきました。

Tさんとは、うさぎパンさんつながりだったかな。

うれしいご縁です。

ご新居の施工はこれまたご縁があって、先日茅ヶ崎のSさんのリノベーションでお顔を合わせた寒川の久保田工務店さんにお願いすることになり、いろんなご縁でできあがったこのすてきなご新居。

部屋のなかに居ることが心地よく感じるのは、建物のおかげだけではなくこの環境でしょうか。

あまりに静かでふいに風の音が聞こえてくる。鳥がこちらをのぞいてくる。

この土地の一部のような家。

空気がね、柔らかい。

近いうちに併設しているお店を開くために準備を重ねているとのことで、その日が楽しみです。

そのTさんお手製のひとつを美味しく頂いてきました。この土地のように柔らかな味わい。

その日を楽しみしております。

そのあとは楽しみにしていた日用美さんのところに。

すず竹を使った籠を見させて頂きに行くのです。

飯高さんの個展以来で大変お久しぶりにお邪魔させて頂きました。

店内に入ると、「実はもう橋本さんの作品は完売してしまいまして・・。」と浅川さん。すごい人気だ。まだ、開店から2時間も経っていなかったのに残念。

それでも作家の橋本さんともお話ができました。

先日、世田谷美術館に見に行った「民藝」展で、すず竹の生育が良くない状況が伝えられていて、とお尋ねすると、「たしかに竹もそうなのですが、漁業のほうがけっこう大変でして。温暖化の影響で今までの漁場が変わってきてしまっていることのほうが現地では深刻だったりするのです。」とのこと。

橋本さんのお人柄で、明るくおっしゃっておられましたが、今までの産地でいられなくなるというのは、物作りだけではなく暮らしの循環そのものが変わってきてしまっている痛切な言葉でした。

「それでも浅川さんのように作り手と使う人をきちんとつないでくださる人がこうしていらっしゃるから私たちはきちんと仕事に取り組むことができるのでありがたいのですよ。」とすてきな言葉が印象的でした。

また、次の機会には作品を拝見させて頂きたいと意気込みつつ、今日は浅川さんのカステラと、この先で窯を閉じてしまうという濱田さんのお椀を頂いてきました。

いろいろな思いを頂いてきた日曜日でした。