座卓のリメイク

2024.05.30

先日「実家の大きな座卓を、母は一人暮らしなので、小さい1人用の座卓に作り替えてもらうことはできるでしょうか。」とKさんからご連絡をいただきました。

有名な家具メーカーさんのきれいな座卓でしたが、何十年も前のものだからと私たちにお問い合わせをいただきました。ありがとうございます。

このようなお問い合わせを受ける機会は多いのですが、はっきりしたお答えをするのは難しいのです。同じように見える家具ですが、作り方は会社さんによって異なります。

私たちが作ったものでしたら、図面も残っておりますので、「分解したら、ここはこの大きさで使えます。」と詳しくお伝えできるのですが、他社さんのものは、分解できるのかどうかも作業を始めてみないとわからないことが多いです。

ですので、作業を始めてみないと加工にどのくらいの日数がかかるのかわかりませんから正確なお見積もり金額が伝えづらいのです。

Kさんは、おおよそのお見積金額になること、リメイクにかかる時間もご了承いただけたので、作業を進めさせていただきました。

担当をするのは助っ人コバヤシ君。フリーハンドイマイを退職して独立したスタッフですが、忙しい時には手伝いに来てもらっています。

印象的な装飾の幕板は生かした形に、と意識しながらきれいに壊してくれましたので、生かせる可能性を最大限にして美しい形にまとめてくれました。

Kさんからも、「すてきなものにしていただきありがとうございました。」と言っていただけたのでよかったです。

工房での作業中のこと、

私「きれいに脚切れたね。」
コバヤシ君「壊してみないとわからないから、こういうのは怖い部分もありますけど、きれいに切れました。ハッハッハッ!」

(コバヤシくんってこんな風に笑う人だったっけか、独立してからの方が愛想がよくなったというか気を遣って行動してくれているのがわかります。)

コバヤシ君さすがです。いつもきちんと仕事をしてくれてありがとう。

こういうスタッフ達に支えられています。