ブラックチェリーのセパレートキッチン

2024.05.30

今日は、とても良いお天気のもとで内田雄介さん設計の「真鶴の家」のお引渡でした。

完成した室内にお目にかかるのは今日が初めてでして、前回はまだ階段もない状態での搬入の時でしたので、このような優しい表情になるなんて見ていてとても心地よくなりました。うーん、全体的にどこか懐かしいモチーフがそこかしこにちりばめられた室内空間。

今日は、内田さんの奥さんもいらしてくださって、私はアキコと一緒に何だか懐かしいですねー、なんて言葉がSさんがいらっしゃるまで行き交う懐かしい空気。

(前回きちんとお会いしていたのはキッチングランプリの授賞式の時だから、8年前だ!)

しばらくのちにいらしてくださったクライアントのSさんの奥様もおっとりした印象ですので、その印象がそのまま映し出されたようなとても温かな空気の中で和やかなお引渡となりました。

ブラックチェリーはすでに色づき始めていて、コーリアンのクラムシェルともよく色があってきました。もう少しするともっと赤みが出てくるので、良い表情になりますね。

帰り際に、ダイニングの天井に吊り下げるペンダントが運ばれてきました。ガラスにほどよく気泡が散りばめられたシェードが美しい形。室内には磨きの真鍮やオイルフィニッシュの木の表情など、今よりも時間が経つほど良い表情になってくる素材がそこかしこにある空間だとあらためて気づきました。

次はお引っ越し後にお邪魔させて頂いて、その表情たちを拝見させて頂こうと思っております。

楽しみにしております。