ブラックチェリーの食器棚

2024.06.15

川越のNさんのところにアキコと二人でお伺いしてきました。

最近は私一人ではなくてアキコとよく出かけるようになりました。彼女にもどのように皆さんが家具を使ってくれているのかを見てもらいたいということと、ステンレスを使った形の場合は彼女のほうが手入れの説明をしてもらうのがしっくりくるのです。実際にキッチンに普段から経っているのは彼女ですから言葉には実感があるのです。

設置してから1ヶ月。納品当時のブログにも書きましたが、タケイシさんが作っていたNさんの食器棚に使ったこのチェリーと、当時並行してワタナベ君が作っていたYさんのキッチンに使ったチェリーがかなり明るい色をしていて、このまま作っていくとだいぶ印象が違う家具になってしまいそうなことと、使い始めて日焼けするタイミングで変に日焼けしてしまうのではないかという心配があって、作る前に1週間から10日間ほど日陰で干しておいたのでした。こうすることで色が落ち着いてきてそれからよく約作り始めたのでしたが、こうして1ヶ月経つとその時の苦労が感じられないほど良い色になっておりました。

よかった、ひと安心です。

建築に詳しいわけではないのですが、自分なりに心地よい場所になるように考えてみたのです、と少し照れ笑いしながらおっしゃっていたNさんが考えた間の取り方は、どこにでも風が通る気持ちの良い部屋で、少し蒸して感じるこの日ももちろん涼やかな風が吹いておりました。