チェリーのペニンシュラキッチンと食器棚

2024.06.29

ちょうど1年前にこのキッチンを設置して、お引渡から11か月が経ったこの時期までなかなかタイミングが合わなかったのですが、ようやくTさんにお会いすることができました。ブラックチェリーは日差しを受けてすでに深みのある色に変化していて、食器棚と共にとても良い表情になっておりました。

葉山の設計事務所テントラインさんの水口さんからお声掛け頂いて実現したこの形。この町に住もうと決めるまでにいろいろとマンションのショールームを回られたのだそうですが、自分好みのキッチンに出会うことができなかったのだそうです。ゆったりした時間の流れるこの土地に巡り合った時に近くでよい形を作っているところ、クライアントの気持ちをうまく汲み取ってくれるところ、ということで私たちにたどり着いてくださったとのことで、おお、それはとてもうれしいことです。ありがとうございます。

帰りに小道を抜けて、町役場の駐車場に戻った後にちょっと海を見てみようと、再び小道を抜けていくと西湘バイパスの向こうになだらかな水平線が眺められました。

Tさんがおっしゃっていました。「町のそこかしこで自分のペースで仕事をされている人たちが多くて、気持ちがゆったりした心地良い町です。」と。

うん、そういう空気が流れていました。