節のあるナラ材を使った食器棚

2024.09.14

先月の終わりごろにダイニングテーブルの天板を納品したKさんのところにアキコとタケイシさんの3人で再び出かけておりました。

食器棚の設置だったのです。

もともとKさんとは最初にふとした電話が掛かってきたことが相談の始まりでした。

「あの、食器棚を考えているのですが。そう、下の食器棚です。上の吊戸棚はね、元々付いているものがあるんですよ。」

そのような感じで始まった会話でしたが、気が付いたら、食器棚だけではなく、吊戸棚の扉も、ダイニングテーブルの天板も、とお話が広がっていったのでしたね。

そこで今回作らせて頂いたのは、吊戸棚の本体はそのままキッチンメーカーさんの本体は生かして、その桃色の化粧板の扉を取り外して、小さな節が特徴的なナラ材で作った扉に替えまして、吊戸棚の左側面と天井の白い廻り縁をナラ材で化粧したのです。扉はかなり古いものだったのか耐震ラッチがついていなかったのでそれも取り付けて。

そして、下の食器棚は、今まで使われていたものはタイルトップの独創的な形の食器棚でこちらもかわいかったのですが、サイズが少し小さかったりして、隙間に物を置いてしまったりと使い勝手にばらつきが出て不便に感じていたところがあったということで、何か必要で何が不要なのかとKさんの暮らしかたを伺いながら、シンプルですが、使いやすい動線になるような形で作らせて頂きました。

うん、とても良い形にまとまりましたね。