ショートトリップ高崎

2024.09.24

翌日は夕方までに帰宅しないとハルの予定があったことと、アイの世話を父に頼みっぱなしになってしまっていたので、朝食を頂いて、川沿いを散策した後はまだ賑わう前の軽井沢銀座商店会のそばを通り抜けて、いざ高崎へ。

開館まもなく到着すると、邸内の午前の見学は11時までだと知って、企画展を通り抜けて急いでレーモンド邸(旧井上房一郎邸)の建つ中庭へ。

あー、私はこの建物の何に惹かれるのだろうか・・。明確に分からないまま、好きな感じだなあというぼんやりとした思いを携えて、ただただ愛おしく拝見させてもらいました。

鋏状トラスと呼ばれる美しい構造や円卓の脚部の美しい構造や照明の底部の美しい輝きやら、電線だって愛おしい。うれしいなあ。
そのあとは企画展の福井良之助さんの作品を見させて頂いて。

きれいで美しい作品だけど、どこか淋しい感じを受けるので、どういう思いなのかって、作品の解説を見ながらいろいろ考えるのですがやはり作品を見ただけでは分からないなあ。

自分なんて、目の前で話をしているその人がほんとうは一体何を考えているのかなんてどうしたって分からないくらいなのに、すでに亡くなっている人の作品からその人の思いを読み取ろうなんてやっぱり難しい。

自分にとって美しいか、心地よいか、作品を眺めることってその気持ちだけで精いっぱいでそれで良いよね、なんて思いながら心地よい気持ちを頂いて帰ってきたのでした。良い時間でした。ありがとうございました。