表丹沢

2024.10.13

「あなたたちの脚があればもっと遠くの山へも行けるわよ。」とむかしいろんなところに登山に出掛けていたお義母さんによく言われるのですが、何というかただひと気のない緑の真ん中でのんびりしたいだけなので、いつものように山すそをウロウロ。

今日は表丹沢の足元あたりを黙々と歩いてまいりました。途中の林間には全くひと気がなく、たしかお昼を回ったばかりなのに、まるで日が傾き始めたような色合いの道端の様子と杉並木の交差する様子と何の鳴き声も聞こえなくなった途端にでまるで錯覚した世界に踏み込んでしまったかのような空気。

逢魔時っていうともっと暗い時間を指すのでしょうけれど、何となく帰り道を見失ってしまうような森が覆いかぶさってくるような空気を感じて、(林道だから一本道なのですけれどね)やはり自分は小さいのだなあとブルッとしたのでした。

良い時間。