間取りに合わせた複雑な形の食器棚
2024.10.22
築30年近く経つという集合住宅にお住まいのTさん。
キッチン周りをリフォームされる機会にお声掛け頂いて、今回はキッチンではないのですが食器棚のご依頼を頂いたのでした。
この食器棚スペースが不思議な形をしておりまして、キッチン入り口すぐの冷蔵庫スペースから勝手口に向かって3段階で奥行きが変わっているのでした。
そうなると、ここに合う食器棚はやはり見つからず、小振りの食器棚とワイヤーパネルを生かして、しまうだけではなく吊り下げたりと工夫して収納してきたのですが、やはりキッチンを入れ替えるにあたって食器棚も使い勝手良くしたいということで、ご依頼を頂いたのでした。
きちんとした奥行を確保した食器棚を作ると、一人で作業するのがちょうどよいくらいの空間になるので、扉は引き戸、あとは引き出しという構成にして、1ヶ所しかなかったコンセントも家電の数に合わせて増やしたり、新しくしたキッチンの表面材に近いウォールナットを白くした印象の化粧板を使って、手掛け部分だけは無垢材で加工したうえに塗装で調色したりと、なかなか手に込んだ食器棚になりました。
そして、このお話の途中でテレビボードのお話に広がっていきまして、次回はリビングまわりの家具を納品にお伺いする予定です。
引き続きよろしくお願い致します。