
「UKIさんの刺繍ワークショップ」にご参加いただきありがとうございました。
2024.10.27





UKIさん「刺繍はアートですから、絵を描くようにやってみてください。」
そうか、刺繍は布地に色糸で絵・文字・模様を縫い表すことなのか。その表現方法を広げるために、ステッチの技法が100種類以上あるのですね。
刺繍の作品は今まで日常生活の中でもたくさん目にしてきたはずなのに、ワークショップが始まり、手を動かし始めてから改めて気づくことができました。
本当にほんの糸一本分の幅を、手前に刺すか奥に刺すかでラインが変わり、求める仕上がりの印象が変わるのです。
難しい。でも、思い通りに刺せるとできてうれしい、その思いの繰り返しであっという間の3時間でした。ご参加いただいた皆様もありがとうございました。毎回ご参加くださるお客様、初めてのお客様、久しぶりのお客様、お会いできてうれしかったです。一緒に刺繍をすることができて楽しかったです。
(2時間の予定でしたが、足りず、午前も午後も3時間コースになりました。3cm大のモチーフを作るだけなのにと思ってしまいます。奥深い世界ですね。)
みなさん、別々のデザインを選ばれていたので、UKIさんも教えるのが大変だったと思うのですが、
「皆さん楽しかったと言ってもらえて、私も楽しかったです!ワークショップできたよかったです!」
と言っていただけたので、私もうれしかったです。お疲れさまでした。




もう一つ気づいたことがありました。
Sさん「どうしよう、終わらない!皆さん待たせてしまうかもしれないから、私は続きは持ち帰ってやろうかしら。」
UKIさん「いや、持ち帰っていざやろうとしても、なかなか難しいと思います。ここで仕上げて帰りましょう。」
先日、宇宙飛行士訓練の中で、自衛隊の訓練に参加してリーダーシップ研修を行う様子をTVで放送していました。
グループで山に入って降りてくるというミッションをこなしていましたが、その人は、最初はメンバーとよくコミュニケーションを取りみんなの意見を聞きながら歩いていましたが、予定よりも時間がかかってることに気づき、途中から止め、自分の判断だけで先を進めていたら、体調不良者が出てしまい、制限時間内にはクリアできたがひとり脱落者が出てしまったという結果になったのでした。
それに対して、自衛隊の人の評価は、「時間内に課題をクリアするということに集中してしまい、こういう結果になってしまいましたが、課題はグループ全員で山を下りてくるということですから、時間よりもそちらを重視してほしかったです。時間がオーバーしたことよりも課題を達成できたという事実の方が結果として大事です。」というものでした。(生死に関わる場面ではまた話は別だと思いますが)
それを思い出しました。
ワークショップなのでリーダーシップは関係ないのかもしれないのですが、刺繍ワークショップに参加して、作品が先生の元でちゃんと出来上がって帰るのと、未完成で持ち帰るのでは、その体験の思い出と、出来上がったものに対する思いも変わってしまうと思います。
自然とそう相手に伝えられたUKIさんは素晴らしい感覚をお持ちだなと思いました。
そんなUKIさん。「秋冬は刺繍の季節ですから~。」とおっしゃる通り、これからイベントに沢山出店されるそうです。
皆様のお近くのマーケットにもいらっしゃるかもしれないですよ。ぜひチェックしてみてください。
11月3日(日) 相模大野アートandクラフト
11月24日(日) 中央林間手づくりマルシェ
12月14日(土)WSクリスマスマーケット tonarino
12月15日(日) WSマルシェ
次回のクレミルワークショップは、ご縁があって、織物を考えています。お話が具体的になりましたら、告知させていただきますね。お楽しみに。