職場体験学習

2024.11.14

今年2回目の職場体験は茅ヶ崎市内の中学生が2名来てくれました。

「工業・物流・建築」(大きい分け方…)のジャンルにうちの会社があり選んでくれたそうで、ふたりともものづくりが好きということでした。来てくれてありがとうございます。

振り返ると、2016年から受け入れ始めた職場体験学習。

自分が中学生の時には無い学校行事でしたので、経験したことのあるスタッフにどういうことするのか教えてもらったところ、「園芸の仕事に興味があったのでその会社に行ったのですが、一日中側溝掃除をさせられて、嫌になり園芸の仕事はやめようと思いました。」と話していました。

そのスタッフはよくできる人だったので、「ああなんてもったいないことを…。」と感じたので、

ちゃんと私たちの仕事を知ってもらえる内容で「楽しかった。」と思ってもらえる機会にしようと決めたのでした。

体験してもらった内容は、(10月の時と同じですが)

・最初の1時間はショールームで座学。会社の成り立ちや、問い合わせからお見積り・スケッチを作成し、受注できたら図面作成し、担当する制作スタッフに図面を渡し打ち合わせ。その後、必要な材料を見ながら木取り表作成して制作していく、という流れを家具やサンプルを見てもらいながらお話しします。ダイスケさんには、二点透視法を使ったスケッチの書き方と図面の見方を伝えてもらいました。

その後は工房に行き、実際図面を受け取ってから製作スタッフがどう動くのかを木工機械それぞれの説明を受けながら動いていきます。先日に続いて3年目のタケイシさんに指導係を担当してもらいました。

・パネルソーを使い材料を切る。

・平面、直角の部材の作り方

・ビスケットジョイントを使ったナラ材とセン材のスマホスタンドの制作(その中で、紙やすりを使った研磨の仕方、ビスケットジョイントの加工方法、鉄染めの方法、オイル塗装の種類と方法)

今回の学校は1日体験でしたので、時間がぎりぎりでしたが、ふたりとも「楽しかったです。」としっかり私たちに伝えてくれました。

ものづくりを知って、実際に自分で手を動かしてみることで、身の回りにある物の見方を知る機会になってくれていたらうれしいです。

担当をしてくれたタケイシさんも、3年目ですっかり指導係が身についていて頼もしくてうれしいです。

うちは毎年新人が入るような職場ではないので、一番若いといつまでも新人のような印象になってしまいますが、彼女のペースで、着実に経験が身になっているのがわかります。

そういう姿を見ることができる貴重な機会でもあるのです。

正直なところ、事業所にとっては負担でしかない、という厳しい意見を耳にしたことがありますが、何事も、受け止め方次第ではないかなと思います。

今日も一日お疲れさまでした。

お写真の撮影と掲載にご協力いただきまして、ありがとうございました。