タモホワイトオイル仕上げの食器棚

2024.11.30

スカイツリーが大きく見ることができるこのあたりはどこか懐かしい町工場の匂いがするのです。

ここからちょっと離れた文京区の白山にあった祖母の家のそばでも同じような香り(酢酸の匂いだろうか)がいつも漂っておりまして、夏に帰省するたびに弟と「よっちゃんイカの工場だよ、きっと。」って言っていたのを、この香りを嗅ぐと思いだすのでした。

その少し温和な印象の町に住むSさんのところに食器棚の納品に制作を担当したタケイシさん、そして今回はサポートとなるワタナベ君、ヒロセ君の3人で向かってもらいました。

今回のSさんはけっこう大掛かりなリノベーションの中での家具制作を担当させてもらっていたので、現場の状況は解体直後の時に伺わせて頂いて以来です。私はこの日は3人には同行できなかったのですが、食器棚ならスムーズに取付できて日が暮れる前には戻ってくるだろうと思っておりましたが、大きめのタイルが壁に施工されていて、タイルを割らないように取り付けるために家具の固定を工夫したことや、同じく床もタイル仕上げだったので、パネルを立てる方法を工夫したりとなかなか細かい細工を施しての取付作業になったようで、日が沈んでだいぶ経った頃にみんなが戻ってきました。

Sさん、一日ご不便をお掛けしました。

でも、戻ってきたタケイシさんからは、きれいに納まったことと、Sさんにも塗装の色や納まりを喜んでもらえたことを聞いてひと安心できたのでした。

来週末も同じくSさんのところへ出かける予定。今度はワタナベ君が制作を担当した大きなテレビボードとデスクを持って伺います。