今年も一年ありがとうございました

2024.12.31

今年の一年も良いことやそうではないことや大変だったことやうれしかったこと、一喜一憂の日々でした。良いことばかりだったら、今こうしていられることを軽んじて思えてしまうでしょうから、山あり谷ありの日々が一番素直です。

そして、今年も多くの出会いがありました。

もちろんお久しぶりにお声掛けくださった方々もいらっしゃって、こうした出会いがあってやはり今こうしていられるのだと実感しております。特にうれしいのは湘南地域のビルダーさんからオーダーキッチンをご依頼頂く機会がふえてきたこと。自分たちの暮らしている町の近くから声が掛かるというのは何というかきちんと私たちを見てくれているようでとてもうれしいことです。

そして、出会いもあれば別れもあります。

淋しいことですがタケイシさんが今年いっぱいでこの工房を出ていくことになりました。良い部分もそうではない部分もすべて彼女らしさで、この先彼女だったらこういうことができたかもしれない、なんてふと思い起こしたりするのですが、一度自分をきちんと見つめ直す機会を持つことにしたのです。

「また、良い報告ができるように頑張ります。」

はい、良い報告を聞かせてもらえるのを待っていますよ。

私は、漠然と、この工房では女性が活躍できる場所を作りたいって思っていたようです。タケイシさんがここに来てくれてそれが何となく明確になっていったように思えます。

心地よい室内空間を想像する時、やはり女性の思いのほうが男性の思いよりも強いように思えます。もちろん、アキコの助言は私の大きな助けになっていますが、私とアキコの持つ思いを外から見てくれる人、新しい風を吹かせてくれる人がいてほしいなって思うようになったのです。

彼女がこれから何を吸収して自分自身を表現していくだろうね。

また顔を見せてくれるのを楽しみにしています。

来年も年が明けて早々慌ただしくなりそうな気配です。

風は冷たいですがそれでも朝焼けは美しいし、夜はふんわりした狸を時折自転車道で見かけます。この前の狸は南の空を眺めていたなあ。アイも変わらずふんわりしていて、寒いのに相変わらず朝帰りの毎日。

変わることもあれば変わらないこともある日々なのです。