ひなまつり

「テレビボードのオーダー」

日野 Y様

design:Yさん
planning:daisuke imai
producer:shouko tsuchie
painting:shouko tsuchie

2003年の暮れ、Yさんは小さなお子さん連れで私たちのところにやってきました。今でも憶えています。
打ち合わせ中に上のお子さんが打ち合わせしていた机の角に頭をぶつけて泣いてしまったことを・・。
「ゴチンッ。」って音がするくらいだったから、とても痛かったと思います。

2004/03/02
なぜか家具の問い合わせや取り付けの地域が、ある時期を境に重なるもので、横浜辺りにお住まいの方から集中したかと思うと今度は大船から鎌倉、横須賀辺りの方が重なったりと不思議に感じることがあります。今回も、インターネットでのご注文とは別の工事で昨年末から久米川や立川など行く機会が多かったのですが、つい先日川越まで行った帰りに高速道路を通らずに八王子の方をまわって帰ってきた時にYさんのお宅のそばを通りかかって「もうすぐYさんの所へ取り付けだな。」と思っていたら、会社に戻ってみるとYさんから連絡が入っていたと聞いてまた不思議な感じがしたのです。と言うことで川越に行った翌日の朝6時に会社を出発して父と二人で取付に伺いました。「出来れば午前中に工事を終わらせてもらえると助かるのですが・・。」と言われていましたので、ちょっと眠い目をこすりながらの出発でした。
まず家具の作りですが、Yさんは昨年(2003年)の暮れ頃に取り付けました「町田 S邸」のプランをとても気に入ってくださってその形を基本に部分的にYさんの希望に合わせた形に変えていきました。ローボードは全て後ろの壁面に固定し中に可動棚が入っています。家具の下の巾木ですが、これは正面からはめ込んでいて取外しできるようになっています。なぜ取り外し出来るようにしたのかと言いますと、テレビのアンテナ線がちょっと離れた位置に付いていたのでそれを家具内に引き込むために巾木の中に配線を通すようにした為です。家具自体に脚をつけていて家具が巾木の高さ分(65m/m)浮いた形になっています。そのままだとほこりが入ってしまうので配線を通した後に巾木を正面から取り付けてこの隙間をふさぐ様な形にしたのです。
上部の両端の棚は下部よりも奥行を狭くして飾り棚のようにしています。
取り付けは無事正午近くに終わって、ご主人が在宅中に終わらせることが出来て無事テレビのセットも終了しました。帰り際に奥さんが一言、「ひな祭りに間に合って良かったわ。」
そう言えば明日は3月3日ひな祭りでしたね。

ブナの壁面収納

この扉は奥さんのご希望で取り付けました。家具の天板の中に押すととび出てくるマグネットラッチを埋め込んでいるのでラッチが外から見えずにすっきりとしています。

ブナの壁面収納

手掛けは扉を閉めた時に目立たないように、またYさんのおうちには小さなお子さんがいる為ちょっとした出っ張りにつまづかない様にハンドルは付けずに無垢材を加工して手掛けにしました。

ブナの壁面収納

この框扉のガラスは透明な厚み3m/mのガラスを使っています。また、右上のガラス扉にはガラス自体に蝶番や蝶番をつけたり、開け閉めの際に衝撃が掛かるので5m/mのものを使っています

ブナの壁面収納

コンセントは既存のものを家具内背板に引き込んでいます。また、配線がスムーズに行なえるようにこの部分の棚板は奥まで棚板をつけずに少し空間を空けていて棚の奥で配線を通せるようにしています。

ブナの壁面収納

このローボードの中は、全て可動棚が1枚ずつ入っていて中央のみAV機器収納用になっていますが他はいろいろなものが自由にしまえるようにしています。

ブナの壁面収納

奥行が300m/mと少し薄い上部の棚です。引き出しですが、この小ささならスライドレールを使わなくても使い勝手は良いと思うのですが、引き出しの幅に対して奥行の方が短い為使っているうちにガタツキが出やすいと思いまして3段引き(フルスライド)のスライドレールを使っています。

費用につきましては、お問い合わせくださいませ。

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