Nさんのタモとステンレスのキッチンとダイニングテーブルとスツール
2015.04.15
先日キッチンの取付を完了した永山のNさんのところに、追加でご依頼頂いていたダイニングの丸テーブルとキッチンスツールの納品に行ってきました。
「イマイさん、キッチンとても使いやすくてありがとうございます。朝から晩までここに居るくらいです!」
ととてもうれしそうにお話ししてくださいました。
「でも、3人のお嬢さんもみなさんともきっとお母さんとキッチンで料理のお手伝いしたいんじゃないですか。」
「そう、娘たちも入ってくるんですけれどね、まずは、1ヶ月だけはここを私に独占させてね!って言っているんです。それくらいうれしい。」
私もそれくらいうれしい!
今回のNさんのキッチンは、どちらかと言うと作り込んでいないでとてもシンプルな形のキッチンだと思っていました。
でもこうしてお話を聞いてみると、Nさんの思い入れがたくさん詰まっていて、それが私たちにとってもいつもとても良いお土産なのです。
例えば、この引き出し。今まで私が考えていた引き出しって、そのしまうもののサイズに合わせた適切な高さで作るほうが良いと思っていました。でも、Nさんの引き出しはとても深い。
「でも、これがいいんですよ。私のような大雑把な性格だと。」
物をしまう引き出し、というよりは、いくつかの複数の作業をするための道具がその状態でしまってあるのです。たとえば、カップに入れた10本くらいのスプーンがそのまましまわれている。曲げわっぱに入ったお弁当用の紙の仕切りがここに置かれていたり、カトラリーと調理道具が、ケースに分けられてこのひとつのスペースに混在していたり。何というか引き出しと言うよりは、ある作業をこなすワークテーブルがそのまましまわれているという感じ。だから、この引き出しを開けると、いくつかの決まった作業がすぐに行える、アプリケーションのようです。
こちらは、バー付の洗剤ポケットです。いつもよりも幅を広くしたのは、水栓のレバーから滴り落ちる水滴がカウンターに落ちないで、そのままシンクに流れるようにしたためです。また、ポケットの底面もいつもよりも傾斜をつけて水勾配を取っているのです。
引き出し式の食器洗浄機は使いにくいと感じていたNさんは、国産で唯一(かな?)フロントオープンタイプのハーマンの食器洗浄機を選びました。海外製のほど大きくないですが、出し入れはしやすく、またシンク下に食器洗浄機の配管が露出しないのもすっきりとできるので良いところです。
「もう、木の天板が使い込んで少しくたびれる感じや、このステンレスの汚れだって愛しちゃうくらい。それくらい気に入りました。」ってそれほど喜んで頂けるとは、たいへん大変うれしく思います。
お話しに出たバーベキュー楽しみにしております!