センとアイアンを使った柔らかい円卓
2015.07.04
半年のお時間を頂いて、本日ようやくこのテーブルを納品してきました。
私はふだん皆さんからご要望を頂いて家具の形を考える、と言うスタイルでいつも仕事をしております。
だから、生まれる形が生まれるべき形になっていて、私は家具を使う人がその形に辿り着くお手伝いをしている、と言う感じで仕事をしております。
でも今回は、自分で考えて創造した形。こういった経験は初めてに近いかもしれません。依頼主であるMさんの好みに合わせることができるか、気に入ってもらえるかドキドキするし、きちんと形を成すのか不安にもなります。
模型を作って、とても気持ちの距離の近い作家さんと頭を突き合わせて実現可能か悩んで、実際に試作もして(ぜひいつでも見に来て下さいね。)、初めてのことばかりでしたが、いろいろととても気持ち良く進み、とても魅力的な形が生まれました。
こういうスタイルの仕事も楽しいな。
「今までこういった形の仕事ってほとんどしたことがなかったので、Mさんから今回のご相談を頂いた時は、(失礼かもしれないのですが、)よしっチャンスだって思っていたのです。」
「そうでしたか。イマイさんにはてっきり面倒な形のテーブルの話を持ってきて嫌がられなければいいなあ、なんて思っていたから、そう思ってもらえてたのでしたら私たちもうれしいです!それをこんなにきれいな形に仕上げてくれて。」
Mさん、ありがとうございました。
また、ひとつとても良い勉強になりました。