Kさんのアトリエに

2016.05.19

昨日杉並から打ち合わせにいらして下さったHさんもお話をよく聞くと、テキスタイルのデザインを学校で学んだあとは、テレビという華やかな舞台を支える為のデザインを手掛けるお仕事をしていたそうですし、私がいつか使ってみたいと思っていた真鍮の金物を作っている作家さんもHさんのお友達だったりと、わたしたがこの仕事を始めてから、少しずつ物作りをする人とのお付き合いが増えてきました。とてもうれしいことです。
そして今朝はKさんのところに。Kさんは表具師さんで、古い日本画の修復も手掛けるすごい人。風貌を見ているととてもロックな感じなのですが。
そのKさんから3年ぶりにお声掛け頂いて、和紙をしまう簡単な棚を作ってほしいということで、アトリエにお邪魔してきました。
最初に作らせてもらったクルミの食器棚に、次に作らせてもらったクルミのテレビボードデスクがつながったようなカウンター。ご自宅の一角がアトリエになっているので、リビングというよりは、ここはもうワークスペース。
家具もきちんときれいに使われている、というよりは、仕事の道具としてガシガシと使ってくださっている。(笑)
その姿がうれしい。
そして採寸も早々に終えて、今取り掛かっているお仕事、日本に数えるくらいしかない貴重な浮世絵たちを見せて頂いて。
美術館でもガラス越しに見ている作品をこれほど間近で見らえるなんてワクワクします。

そんな懐かしくうれしい時間のあとは、懐かしいヤビツ峠に向かう途中にあるゴルフ場まで採寸。ちょっとしたお仕事を頂きまして。そのあとは大先輩の遊木工舎さんに立ち寄って、そのあとにダイニングチェアと現地の張地を頼んでいたアキオさんに立ち寄って会社に戻ると、みんなもゴニョゴニョと忙しそうにしています。
おかげさまで秋を迎える頃までは、皆様からいろいろとお声掛け頂いている家具の製作でいっぱいになっておりまして、こうしていろいろなところからすてきなご縁を頂けることに感謝をしつつ、ちょっと遅いお昼ご飯を食べるのでした。