おおきな贈りもの
「イマイ君に頼みたい仕事があってね。」と建築設計をされている友人の福原正芳氏から連絡を頂きました。後ほど、いつものタッチの福原さんの絵がFAXで送られてきたのです。ようやくCADで作図をするようになったと言っていても、いつものどこかしらフクハラタッチの絵でした。この絵を見ると、10年以上前の学生時代を思い出すのです。全く畑違いの学問から建築に転向した福原氏には学生の頃から良くして頂いていて、仕事も何度かさせて頂いているのです。知り合って15年以上経つ今でも変わらぬスタイルで、いつも私も憧れているわけです。
そんなわけで、今回お話頂いた食器棚のお仕事も喜んで引き受けたのでした。今回の依頼主は、福原さんの奥さんの妹さんのユウコさん。このたび結婚されて新居に移ることになったので、そのお祝いと言うか記念と言うか。プランニングは福原さんとユウコさんが行い、それを製作可能な形に細かい部分を設計し直していくといういつもの方法。でも福原さんは、「できる限り最小限の見せ方をしたい」という思いがいつもあるので、実現するのが少々難しくなることが常なのです。(笑)
今回も同じく、ここにもう一枚板があったら、作りやすいのでは・・なんて思うのですが、最終的には可能な限りの少ないパーツで形を実現することができる設計となるのです。まあ、出来上がりの形はとてもミニマルで格好良いわけですからいいのです。
「もっと、オーソドックスな作りにしましょうよ。」っていつも言うのですが、「イマイ君にここはどうします、ああしますか、っていろいろ聞かれちゃうといろいろ悩んで無駄な部分を削りたくなるんだよね、いつもごめんね。言われなければできあがった形を見てOKって言っちゃうかもしれないけれどね。」なんて。
いつもこんな感じで家具を作らせてもらっているのです。
ありがとうございます、福原さん。
白いエンボス仕上げの食器棚
価格:540,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は15,000円から、取付施工費は27,000円から)