やさしい街路
「チェリーのキッチンカウンター下収納のオーダー」
小岩 N様
design:Nさん
planning:daisuke imai
producer:gaku suzuki
painting:gaku suzuki
私が留守の間に、小岩からいらしてくださったNさん。キッチンの対面カウンターのあたりをスッキリとさせたいと言うことでカウンター下収納のオーダーの相談にいらしてくださったのでした。
この対面カウンターのあたりには、コンセントや電話のモジュラージャックがあったりするわけですが、そうなるとその場所で携帯電話を充電したり、パソコンのモデムを置いてしまったりすることが多く、徐々に雑然として言ってしまうことが多いのです。特に小さなお子さんがいれば、小さなおもちゃが置かれたり、お絵描き道具が置かれていたり・・。(我が家がそうです。)
それなら、このカウンターの下にちょっとした収納を作れば、片付けに便利だねと思うのですが、最近の対面カウンターは出幅が狭いことが多いのです。ここで食事を採る人が少ないため、どうしてもデッドスペースになるから、それならもっとダイニングテーブルの方を広く採れるようにと、対面カウンターが狭くなっていくのだと思います。それならば対面カウンターを取り払ってしまったほうが使い勝手は良いのでは、と思ったりもしますが、やはりキッチンの様子がリビングダイニングから見えてしまうことと、シンクの水がはねてダイニングに流れてしまったりすることを考えると、キッチンの前に衝立のような壁が必要になり、その上にはちょっとしたカウンターがあると言う形がオーソドックスなスタイルとなっているようです。
Nさんのお宅も収納にするには、ちょっとカウンターの出幅が狭くて、せっかく家具を作るには中途半端な寸法になってしまいそう・・。
そこで思い切って高さを低くして、奥行を出すことに。収納量は増えるし、高さをダイニングテーブルと揃えれば、高さにまとまりが出るので、部屋がスッキリ見えるのです。
そのようなプランでまとまったので、さっそく採寸に。
江戸川駅のそばの狭い路地を抜けると、不意に小さな道の静かな住宅街。
どこか懐かしい。何となく自分が子供の頃に見ていた街路を思い出しました。
しばらく歩くと、小さな公園。
子供達が楽しげに遊んでいる、と思っていると、ポーチで小さな子と遊ぶお母さん。Nさんでした。
さっそくお邪魔させて頂いて、採寸。どこか公園からのはしゃぎ声が聞こえてきます。素材をあわせるために今お使いのチェリーのテーブルも見せて頂いて、お子さんとも一緒にお茶を頂きました。
温かな春の陽射しが差し込んでいました。
それから、3ヵ月後。だいぶ時間が経ってしまいましたね。
ようやく家具の納品です。もう夏の陽気です。
公園の子供たちは、もう半袖でも暑いくらいで、陽気に走り回っています。
氷の入った冷たいアイスコーヒーを戴きながら、取付が終わる頃には、シャツの色が変わっていました。
さあ、これから楽しんで使ってくださいね。
デスクとして使えるチェリーのカウンター下収納
価格:390,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は20,000円から、取付施工費は29,000円から)
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