さあ、あそぼう

「センのカウンター下収納とテレビボードのオーダー」

川崎 W様

design:daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:gaku suzuki
painting:gaku suzuki

センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

カウンター下収納の全体の様子。

「こんにちは。
HP拝見しました。理想に近い家具ばかり掲載されてて、魅入ってしまいました。
今回、カウンター下収納と、テレビボードオーダーを検討しています。
実は、この2月末に新居へ引越しをし、イマイさんのHPに出会ったのは、まだ3月くらいのことで・・・。
初めてHPを拝見したときからお願いしたいなぁと考えていたのですが、、育児と仕事の忙しさでひとりでイメージを膨らませることができず・・・すでに3か月が経過してしまいました・・。
あまりイメージまとまってなくて申し訳ないのですが、家具を待っている部屋がさびしい限りなので、まずご相談をさせてください。」とWさんからお問い合わせを頂きました。

センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

テレビボード全体の様子。

そのご要望は・・
「1.テレビボードについて
「サイズについて」
W1700mm/H400mm/D450mm
「デザイン・機能について」
・見た目はシンプルな形が希望です。
FAX(幅40cm、奥行37cm、高さ13cm)を収納したいので、「懐かしい、その姿」の鎌倉のSさんのように、右側に扉で隠せるスライドテーブルをつけたいです。
また、AV機器は、上下2段で収納できるようにして、扉はリモコン操作可能なように格子にしたいです。(手持ちのAV機器はHDD&DVDプレイヤー1台。きっとそのうちWiiとかのゲーム機を買うことになるかと。。)
そして、左側は2段くらいの引き出しにしたいです。
2.カウンター下収納について
「サイズについて」カウンター幅1760mm、カウンターまでの高さ880mmなのですが、問題は、奥行きで。
カウンターに合わせると、200mm、カウンター奥の柱に合わせると、270mmになります。
本当は、奥行きも高さもカウンターに合わせたいのですが、イマイさんのHPを拝見して、200mmの奥行きでは微妙だなぁと思っています。
柱の方に合わせれば、収納としては多少まともになりますが、それで高さをカウンターに合わせると間が抜けてしまうと思うので、「やさしい街路」小岩のNさんのお宅のように、高さを低くするしかないのかなと思っています。
「デザインについて」
引き出し+開き戸がいいかと思ってるのですが、270mmという奥行きで引き出しってどうなのでしょうか。
収納前にローテーブルを置く予定のため、あまり大きな開き戸だと狭くなってしまうので小さめの開き戸がいいと思ってます。
カウンターの端については、「新入り」海老名のMさんのように雑誌が置けるような棚がほしいです。
とりあえずこのような依頼のしかたで良いでしょうか。まとまりなくてすみません。」

これは盛りだくさんですね。
まずは希望内容をまとめて、2つの家具の形を作っていきます。
テレビボードの形は、問題なく形にできそうですが、カウンター下収納の方はやはり奥行がネックで、また右側面の壁にはパイプスペースの点検口があったので、どうも収納力に乏しい半端な家具になっちゃいそう。それでも、どうにか使い勝手が良いように、対面カウンターの木口の形状をうまく利用して奥行を深く見せたりしましたがあまりバランスが良くない。
そのあたりをWさんと打ち合わせていくうちに、雑誌置きのスペースは、Wさんにとってまだ実用性がなかったり、奥行をカウンターに合わせる無理に合わせる必要もなかったり、と少しずつ魅力的な部分を作る要素が出てきました。うんうん、面白い家具になりそうです。

センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

やはり登ります。

そうして、できあがったのがこの家具でした。
どれだけ魅力的な家具になったのかと言うと、左の写真をみて頂ければ分かると思います。
納品したその日の午後には、もう彼の遊び場になっていたのだそうです。一つだけ繊細な部分があるので気をつけてくださいね。とWさんにはお伝えしましたが、きっと遊んじゃうでしょうね。もし、蝶番が壊れちゃったら変えに行きますのでいつでもおっしゃってくださいね。
「今井さんたちが帰ってまもなく、うちのチビはいつものヤンチャ小僧に変身し、テレビボードに、テレビよりも前に乗っかっていました。
その後も、今井さんのご指摘通り、開き戸を開けた状態で寄りかかったり・・・金具が壊れましたーとご連絡するのも時間の問題かもしれません。
そして、家具たちのおかげで、部屋がずいぶん見違えました。
チビが寝ているうちに、DVDプレーヤーとFAXを設置し・・ピッタリ。
テレビも置いて、ようやく部屋が部屋らしくなりました。
メンテナンス方法、ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます。せっかく素敵な家具を作っていただいたので、永く永く大切に使っていきたいと思います。分からなかったらまたご連絡させていただきますね。
他の部屋の家具も少しずつそろえて行きたいと考えているので、またお願いすることもあるかと思いますが、そのときはよろしくお願いします。」

センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

最終的にカウンター下収納の高さは、対面カウンターよりも下げて、奥行を少し出すことにしました。また、思い印象にならないように、雑誌置きの代わりにもなるちょっと狭いオープンスペースを作っています。これが良い印象で家具がとても軽くなりました。


センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

右側面には点検口。普段はこのように扉で隠しておいて、点検する時は扉を取り外してしまいます。


センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

雑誌置きの代わりに作ったのがこの不思議な開き方をするおもちゃ箱。当面はお子さんのおもちゃを入れる予定ですが、けっこういろんなものをしまえそうです。閉めた時の表情もきれいです。


センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

奥行を出すために、思い切って壁の奥行よりも出すことに。ただ、出っ張るだけでは面白くないので、造りつけのカウンターのように壁に埋め込んであるかのような印象をつけて違和感なく出っ張らせてみました。


センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

テレビボードの中央部分は、AV機器をしまうので、ルーバー扉にしています。


センを使ったコーナーボックスのあるカウンター下収納

このスライドテーブルにはFAXが入ります。

センのカウンター下収納

価格:390,000円(制作費・塗装費)

センのテレビボード

価格:260,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は20,000円から、取付施工費は30,000円から)

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