リズムよく明るい姿

「ダイニングボードのオーダー」

鶴見 S様

design:daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:tetsuya geshi
painting:masaru nakagawa

タモの格子のデザインが特長のリビングボード

全景。格子と隙間の感覚は、建具のそれに合わせています。

建築士であるKさんがご自宅を建てられた時(「toward the good one」でご紹介しているキッチンです。)にお世話になり、再び「引き出しは私のテーブル」の多摩のNさんのところでもお世話になった伊沢工務店さん。
そのNさんの工事の時に監督をされていたフカボリさんがわざわざ声を掛けてくださったのです。

タモの格子のデザインが特長のリビングボード

ダイニングにちょうど良い戸棚がほしかったというSさん。でも何を入れるかはこの家具を見てから決めるのだそうです。

「イマイさんの家具を私自身気に入ってしまって、それで今リフォーム工事を進めているSさんのリビングにはぜひイマイさんの家具を置いてもらいたくて、そうSさんと話を進めているのです。」
ということで、リフォームが終わるころに一度Sさんのお宅にお邪魔させて頂いたのです。
久しぶりにお会いするフカボリさん。ご挨拶を終えると、Sさんに丁寧に私たちを紹介してくださいます。
「イマイさんの作る家具は本当に美しいですから。」とかなんとか。(笑)
うれしいなあ。

その場でフカボリさんと私とSさんとでどんな形で整えていくかを打ち合わせます。
日本家屋の趣は残したままのリフォームでしたので、そこかしこに格子の古い建具が残されています。
そこで辿り着いたのがこの形。格子の印象が美しく見えるように余計な形は省いて、横のラインとそれを止める両端の縦のラインだけの形。あまり陽射しが大きく入らないお部屋なので、材は暗くならないようにでも表情豊かにタモ材で。さらに脚をつけて軽い印象にして。
すてきな形にまとまりました。

「今度はお父さんに相談してテレビボードの考えようかしら。」
奥様がにこやかにそうおっしゃってくださいます。
フカボリさんは道が混んでいて納品には一足間に合わず。
でも、もうすぐここにあの明るい声が入ってきますね。
素敵なお仕事とすてきな時間をありがとうございました。

タモの格子のデザインが特長のリビングボード

何をどうやって開けるのか、一見わからないような意匠でしょ。

タモの格子のデザインが特長のリビングボード

扉も引き出しも押すと、スゥッと開くプッシュ式なのです。

タモの格子扉のあるリビングボード

費用につきましては、お問い合わせくださいませ。

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