自分の机を自分で作る

2016.04.10

ハルカが6年生、チアキが2年生となり、いよいよきちんと彼女たちに部屋を与えることになり、二人並んで座れる机を、と考えていましたので、この2日間を利用して二人の机作り。
土曜日に準備しておいたそれぞれの部材を磨いて、塗ってというのは本人たちの仕事にすることに。
ハルカは年長との時から時々ここに来ていたからか、動きが良いね。チアキもお姉ちゃんを見ながら時々寄り道しながらも一生懸命頑張っている。
良いね、だんだんこうして大きくなっていくのだね。

何が良いことなのだろう

2016.04.07

今日は、板橋のスタジオコンボさんのところにお邪魔してきました。
代表の茂呂さんとは、同じ名前ということもあって(笑)、良いお付き合いをさせて頂いております。

久しぶりに茂呂さんにお会いした経緯というのが、だいぶ前に家具を作らせて頂いたYさんから久しぶりにご連絡を頂きリフォームのお話が出ていまして、Yさんが今まで約束していた業者さんとのやり取りの中で頼りない部分が出てきてそのまま頼んで良いかどうか不安になってしまったのだそうです。
「念のためもう1社さんにも相談しているのですが、いろんな意見を聞いていると素人の私にはだんだんと何が一番良い方法なのか分からなくなっちゃって・・。」

このご新居となるお部屋で一番状態が悪いのが床でして、現在の状態がフローリングが方方で浮き上がってしまっているのです。フローリングの下は、コンクリートでその上にフローリングを敷いているのですが、ここが1階ということもあって湿気が多いためか、いろいろなところが波打っているのです。
でも、リフォーム業者さんは、「上からきちんとフローリングを張るので大丈夫です。」というお話なのだそうです。
温水床暖房が入っているのですが、その部分に張るフローリングもパカパカしていて、はたして大丈夫なのでしょうか・・、とYさん。
確かに詳しく聞かせて頂くとちょっと心もとない気もしました。

それなら、きちんと分かりやすく仕事をしてくれる人にあらためて頼むのも良い方法です、ということで、Yさんの現場から程近い茂呂さんのことが思い浮かんだのでした。
茂呂さんとは、十条のYさん埼玉のFさんの時にその仕事を見ていて頼もしかったですし、私達の家具の納まりも分かってくれているので仕事がしやすいですし。
「でも、設計事務所さんてどこかハードルが高く感じていて・・。」

なるほど。そういう思いはあると思います。
私たちの作る家具でも同じような意見を頂くことがありますので。
「でも、まずは話しを聞いてみないと分からないでしょうから、その上で判断されることが一番だと思います。」

そうお伝えしたのでした。
それから、Yさんと茂呂さんとで一度電話でいろいろとお話をされたようで、やはり茂呂さんもその床を心配していたところでした。

そして今日、あらためて茂呂さんとお話ししていたのですが、お客様は2軒目に相談された業者さんにも依頼することになったのだそうです。
そう言えばあの時、「設計士さんのお話も聞いてみたいですが、今まで相談に乗ってくださった業者さんにも今までお付き合いいただいたこともあって、お断りするのが悪いかなという想いもあります。」って言っていたっけ。
人とのつながりはとても大切ですが、自分の住むところを作ってもらうのに安心して任せられることは大切なことです。
茂呂さんのお話を聞くと、過去のお仕事で温水床暖房が敷かれたリビングのリフォームも以前にされたことがあって、その時には、通水管を痛めないような床材の選定と施工を東京ガスさん自身に頼んだのだそうです。
そのくらい慎重に行う必要がある部分だから、業者さんが「きちんと張れますよ、大丈夫ですよ。」という簡単なお返事がどこまで大丈夫なのだろうかと、茂呂さんも心配していたのだそうです。
でも私たちは、どちらの業者さんにもお会いしたことがなくて、お客様から聞いた内容でしか分からないので、どの人が良い、悪いとは判断できないのですが、ともかく良い仕事をしてくれるといいなあと話していたのです。
そんなわけで今回は茂呂さんとは一緒に仕事ができず少し残念ですが、こうして久しぶりにお会いできただけでもうれしいのでした。

そして帰りには、以前に作らせて頂いたテレビボードの点検。あれから4年が経ちましたが、とてもきれいに使って下さっています。
あの時若々しかったタモの色合いもだいぶ良い色になってきて、どこか誇らしげ。

次にまたすてきな仕事を一緒にできる時が来るのが楽しみです。

それから茂呂さん、新しいウェブサイト作り頑張って下さい。新しい施工例が見られるのを楽しみにしております。
(その点は私も頑張らないといけません・・。)

新年度に向けて

2016.04.04

20160404どこかあっという間に3月は過ぎてしまいました。
個人的には、そして昨年に引き続き役員も努めていることから小学校の卒業式に出席させてもらったり、平日に休みを頂いて春休みの娘たちと出掛けたりと仕事以外でも良い日を送らせて頂いたのでした。
お仕事のほうは、消費税増税時のような切迫した気持ちではなく、緩やかな緊張感をもって3月を終えることができて、無事に新年度を迎えることができました。
これもスタッフみんながしっかりと自分を持って前を見て、おろおろしている私をリードしてくれているおかげです。
ありがたいことです。
そして、この4月からは、この工房に2名の新しい頼もしいスタッフを迎えました。
男ばかりの工房ですが、変化に富んだ魅力的な考え方と、いつまでも変わらない良さを生かした安心できる考え方と、私たちの色を織り交ぜた家具作りを続けていくことに努めていきます。
今後ともよろしくお願い致します。

写真は、新年度から取付に伺った鎌倉のIさんの天然石を使ったキャビネットと、人工大理石を使ったYさんのガスコンロのあるキッチンです。

4月も忙しくなりそうです。

楽しくもあり、不安もあり、いつもながらの新年度が始まりました。

ばね式の脚

2016.04.04

今回、Kさんからご依頼の座卓の脚は、「ばね式」という構造になっています。
弾力性に富むタモ材を使い、よりしなやかな動きになるように造られています。

マーケットの春

2016.03.29

日差しが暖かくなって過ごしやすくなってくるとお出かけしたくなりますね。
この春、私達は雑貨を持ってマーケットに出店します。
通信販売でご好評いただいている作品を手にとって見ていただける機会です。
お近くの方はぜひ、遊びに来てくださいね。

「相模大野クラフトアート市2016 春の市」
2016年4月24日(予備日4月29日)11時~17時
http://sagamiono-artfesta.com/

「中央林間手作りマルシェ2016春」
2016年5月29日(予備日6月5日)10時~16時
http://www.craftmarche.com/

どちらもジュエリー・陶器・布雑貨・木工品など沢山の手作り作家さんが集います。
手作り体験ブースもあってお子様連れでも楽しめると思いますよ。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
写真はマーケットに持っていくといつも完売する木のお皿「senkaku」。
ピザやパンをそのままテーブルでカットしてサーブできるので、カッテイングボード+お皿として使えて人気のものですが、
手作りお寿司を装ってみてもいい雰囲気になるのです。

コーリアンとクルミのセパレートキッチン

2016.03.22

201603220022016032200320160322004カナイ君とコバヤシ君とノガミ君の3人で午前中は搬入から納まりまですべて難しいOさんの現場に行ってもらい、夕方にMさんの現場で残りの作業を終わらせて、Mさんのキッチンが今日でようやく完了。
オーナーであるドイツ人のMさんの感覚は、とても良い勉強になりました。
これからここでどんな色が増えていくのか楽しみです。

今回お話し頂いたDesign Sourceの小林さんには大変お世話になりました。
また楽しいお仕事のお手伝いをさせてもらえたらうれしいです。

ステンレストップのチェリーの食器棚

2016.03.21

今日は、私は再びさいたまのKさんのところに出掛ける予定が入ってしまっておりましたので、カナイ君とコバヤシ君にIさんの食器棚の取付に出掛けてもらったのです。
「奥さんが、とても感動していました。(笑)」とカナイ君。
よかった。
奥さんとは面白い巡り合わせがありましたようで、7年前に辻堂のうさぎパンさんのキッチンを作らせて頂いた時にその新居を施工された工務店さんに勤めていたのだそうです。
その後、この工務店さんのウェブデザインを請け負っているOさんが私たちのお客様になってくださって、スピーカーや建具を作らせてもらったのですが、IさんはそのOさんとお話をするうちに、私たちにとても興味を持ってくださって、このたびようやく食器棚を依頼する機会がやってきた、のだそうです。
お客様の中には、とてもとても長い間私たちのことを見ていてくださる方がいらっしゃいます。
「ホームページ面白いですね。」ってそう言ってくださいます。
私がこのウェブサイトを続けているのは、日記のようなつもりです。
私たちの作るオーダー家具って、その人のために作って、その人のもとに届けるものですので、お客様のところに納品してしまうと姿かたちが私の手元には残らないのです。
それが少し淋しいなって思うところがありまして、せめて写真とその時にどんな様子で作ったか、どんな方がその家具を使ってくれているかを残しておこうって思ったのがきっかけです。
始めた当時はね、家具をつける前と付けた後の写真を大きく載せて、でも大きく載せると画像が表示されるのが時間が掛かっちゃうから、小さめの写真で・・、なんてことを、お昼休みや仕事が終わった21時頃からボツボツと作っておりました。
でも、やっぱり写真だけじゃ味気ないからね、文章を入れたい。こんなことがあった、こういう思いで考えた、こんなところが作るのに大変だったって。
そうしてできあがったページを見てみると、パソコンの画面に小さな文字がずらっと。写真よりも文字が多くて。
「文章が多いと目がチカチカして読まないんじゃない。」なんて、年取ってきた両親から言われたりして。(笑)
そうかな、どうしようかななんて思案しながらも結局は、文章が多いまま日記のようなページができあがっていって。次第にブログって言うものが流行り出して、文章を書くことが当たり前のようになってきて。
すると、「楽しく読ませてもらっています。」、「全部のページ読んだんですよ!」、というお声も頂くようになって。
自分のしてきたことに反響を頂けることがうれしくて、それで今でもこのスタンスで続けられているのだなあ、と思うのです。
Iさんも最初に私を知ってから、少なくとも7年は経っていて、そういう気持ちがとてもうれしいのです。

また、近いうちにご挨拶にお邪魔致します。
よろしくお願いします、Iさん。

オーク柾目のダイニング収納

2016.03.18

最近、皆さんとお話ししていると家具の形を考えるだけではないお話へと広がることが多いのです。

先日も荒川のWさんのところに8年ぶりにお伺いしたというお話をちらっとinstagramでお話ししましたが、あの日は、「あの時に作った家具を新しい家に移したい。」というご相談で伺ったのでした。
そして、新しい家(と言っても同じマンションの別のお部屋なのですが。)であれこれとお話を聞いていると、やはりそれなりの年月が経った部屋で傷んでいるところもあって、Wさんも自分なりにどうしたら良いかとあれこれ思案していたのですが、内装工事をお願いする予定の担当者さんからのご提案とWさんの思いが合わないようでして、もどかしく悩んでいたのだそうです。
「だんだんと、提案してくださることがが少なくなってきて、私がしたいと思っていることに対してできるかできないかだけのお返事になってきてしまって・・。」
もちろん、私には建築の資格なんてないのですが、今まで皆さんとお話しして教えて頂いたいろんなことが自分の引き出しに詰まっております。
これは難しいけれど、これなら良いかも、ここはこういう方法が採れるかも・・。
そういういろんなお話をさせて頂き、思いきって信頼のおける設計士さんもご紹介したりして。
「イマイさんとお話ししている時間のほうがとても充実していました。」
そう言ってくださいました。ありがとうございます。

そして先日も、「食器棚をお願いしたいので、部屋を一度見に来て頂けますでしょうか。」というNさんのからの相談で、ある程度プランと御見積がまとまった段階でお伺いしたのですが・・。
Nさんも何をどうしたら良いのかもどかしく悩んでいる様子でした。
てっきり食器棚ということなので、キッチン周りを見せてもらえれば良いかと思っていたのですが、Nさんの生活の動線やお子さんたちとどんなふうに過ごされているか、ご主人の荷物をどう整理しているかなどお聞きしていると、これは食器棚じゃないぞ、と思えてきたのでした。Nさんも何となく食器棚でいいのか、という思いはあったようで、今すぐに食器棚を新しくするよりも別の場所に手を加えたほうがきっと良い結果になりそうだというお話になったのでした。
結局、まずはNさんの暮らしの中で一番重要になると思われるダイニングテーブルから考えることに。もちろん、テーブルをご依頼頂ければ一番うれしいのですが、これはまだこれからのお話し。そして、その次は、きっとダイニングの収納になるはず。そうして、ダイニングが整ってきたらいよいよ食器棚でしょうか。
少しずつ手を加えて、暮らしやすい場所を作っていくことは時間が掛かります。まとめていろんなところを変えるのも良いのでしょうけれど、ひとつが実って、そこからまた思案して次のひとつを良い良いものにしていく。時間を掛けて自分たちの場所を作っていくことは良いことです。
ゆっくりとお付き合いします。

ということで、すぐに家具を作ることにはなりませんでしたが、また声を掛けて頂ける時をお待ちしていますよ。

そして、今日は、青葉区のFさんのダイニング収納の設置が完了しました。
ダイニング収納、ということでふと思い出したのでした。

タモの玄関収納

2016.03.15

20160315002春が訪れた君津の山へ。
Kさんのご実家は私たちの工房のすぐ近く、というご縁もあって、このたび家具を作らせて頂けることになりましたが、Kさんのお住まいは千葉県の君津の山の中。
少し遠いのですがアキコと二人で海を渡って玄関収納を届けてまいりました。
うぐいすのささやきを後ろに聞きながら、沈丁花の清らかな香りが漂う中、物静かな佇まいをした玄関収納を置かせて頂きました。
「わぁ、本当にすてきな形。」と奥様。

この住まいには良くお似合いです。

「2年前の大雪で一度つぶされちゃったのですが、またこんなに大きくなって。」と沈丁花の花を見つめながらお話しするお二人がとても楽しそう。

花にとってもこの場所が大好きで、Kさんご夫妻にとってもこの場所は宝なのです。
そこに私たちの家具を置かせて頂けることを大変うれしく思っております。

ちょっと遠いですが、また何かあれば呼んでくださいね。
さっき直した玄関ドアの調整でも、何でも、できることはお手伝いしますよ。

オリジナルのOPAC台

2016.03.13

休日の高速道路はとても良く流れていましたので、荒川沿いからあっという間に工房まで戻りまして、Nさんに大変喜んでもらえたノガミ君はさっそく明日発送予定のOPAC台の荷造りを始めました。
タモとツヤのないエンボス調のポリエステル化粧板を使った図書館向けの図書検索台で立って使うタイプと座って使うタイプの2つのデザイン。
格子の扉は機器が放熱できるように考えたものですが、とても良い表情。
このような台は、今のところ他の図書館では見たことがないかな、格好良いぜ、ハハハッ。(手前味噌で恐縮です。)
こちらは、明日、八街市の図書館へと運ばれます。

節アリナラ材とステンレスバイブレーションカウンターの食器棚

2016.03.13

20160313002
昨年の5月に参加したヨコハマハンドメイドマルシェ2015。
あの時に、スッと立ち寄ってくださったのがNさん。
「以前からホームページを見ていて、食器棚をお願いしたいと思ってきました。」
「おぉ。」

小物を見てもらえたらよいなと思って出店していたところにそんなにしっかり相談に来て下さるなんて、こちらが焦ります・・。
「あ、ありがとうございます。そうしましたら、今日はこの場だとなかなか時間も作れないものでして、今度具体的な内容をメールでお送り頂けますか。」という形で始まったやり取り。
もう数か月で1年が経つという今日、ようやくNさんのキッチンにしっかりと据え付けることができました。
「ひと目見ただけで興奮してしまいました!」とニコニコ奥様。

あるべきものがあるべきところに納まった感じです。
うんうん。

オーク柾目のキッチン背面収納

2016.03.10

ここ最近、いつにも増して忙しい。
コバヤシ君がおめでたい事情があって、数日間お休みをしておりまして、年度末の忙しさに追いつけなくなったらどうしようとちょっとヒヤヒヤしております。
今週は、icaaさんからご依頼頂いたこの背面収納と福原さんのところの洗面台の取付があり(こちらはもうカナイ君とノガミ君に任せました!)、私は週初めから、鎌倉、茅ヶ崎、藤沢、小田原、荒川遊園の皆さんとお話をするためにグルグルと歩き回っておりまして、今日はなぜか半年経ったら、扉や引き出しの表面に白く指紋が浮き出てきてしまった青葉台のYさんのところの扉の交換に出掛けたり、明日からは練馬、稲城、立川の皆さんとお話をして、そして日曜日は私とノガミ君で墨田区のNさんの食器棚の取付と、みんなで「おぉ、忙し。」な毎日です。
来週やっとコバヤシ君が戻ってくる。
そうすれば気持ちも少し落ち着くかな。

オークとステンレスのアイランドキッチン

2016.03.03

20160303002Oさんのアイランドキッチン。一番心配だった搬入は、窓からではなく玄関からどうにか搬入できて、自分の読みの甘さにかえってうれしかったりして。ひと安心。
取付自体は、製作を担当したカナイ君が段取りしながら、ノガミ君がサポートして夕方には完了。
あとは食器洗浄機が入れば完成です。夕方待ちきれなかったのかOさんの奥様からお電話がありました。

「養生はがして見ちゃおうかな。(笑)」
ぜひぜひ!

ブラックウォールナットの壁面収納

2016.03.01

どんどん気分が高揚してくる気持ちの良い朝でしたね。
車道の隅で鈍く光らなくなったプラスチックも、少し怒りっぽく見えるように隣を追い越していくトラックも、田んぼの脇に丸めて捨てられてしまった敷布団も、疲れた顔のように見えるおじさんも(私も含めて)みんな輝いて見える朝でした。
3月の風のせいかな。

今日は藤沢のSさんのところにリビングの壁いっぱいに使った収納の設置に伺いました。
通信機器やお仏壇がきちんとこの中にいらっしゃいます。
Sさんにも喜んで頂けて、気持ち良く終えることができました。

ナラ柾のキッチン

2016.02.29

今日は雨が降ったり止んだり。
都合よく搬入の時には雨は止んでくれてひと安心。その後施主であり設計士さんでもあり友人でもある福原さんも朝から来てくれて、どういうふうに納めるか打ち合わせをすませて、あとはカナイ君とコバヤシ君に作業を一任して、私は午後の納品のために先に戻らせて頂きました。
そして、先ほど戻った二人から無事に今日の作業が完了したと報告をもらいました。引戸の掘り込みと、扉と前板の手掛けが特長的なキッチン。福原さんらしい形で、大変タイヘン。
福原さんの現場では、あとは洗面カウンターとキッチンの配膳台を作る予定です。。

いよいよ、忙しい3月が始まります。
気を引き締めていかないと。

ウェブサイト更新

2016.02.24

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚
暮らしをみつめてみました
いろいろな形を考えては重ねてを繰り返して、自身の暮らしにあった形を見つけたSさんの記事と、

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚
ふるくてあたらしいもの
どこか懐かしい印象に、というそのイメージを大切に作らせて頂いたOさんの記事と、

ダイニングとリビングをつなぐナラを使ったL型の収納とデスク
優しい色であふれていた
色鮮やかな北欧調の空間に食器棚とL型の大きなリビングボードを作らせて頂いたKさんの記事の3つのお話を掲載しました。

もしよろしければご覧頂ければうれしく思います。

ふるくてあたらしいもの

2016.02.24

「ナラアンティークオイル仕上げの食器棚のオーダー」

流山 O様

design:Oさん
planning:daisuke imai
producer:hiroshi ito
painting:kouhei kobayashi

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

食器棚のスケッチ。

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

全体の様子。

「御社の製作例の 「我が家の顔」相模大野 I邸 のようなイメージが希望です。 ちなみにオープンスペース(飾り棚)はいらないです。とっての金具もない方がいいかなと思っています。
下のカウンターには炊飯器とオーブントースターが収納出来る可動式の棚を横並びに二つ付けたいです。
下のカウンター部分は全て引き出しです。上の吊り戸棚は引き戸です。
木のかんじと天板のステンレスは「我が家の顔」さんみたいなかんじがいいかなと思っています。
まだまだ入居は先なのでお見積はいつでも大丈夫です。
よろしくお願いします。」
と、Oさんからご相談のメールを頂きました。
一緒にお送り頂いたスケッチを拝見させて頂き、さっそく図面を描いて見積を出してお送りしました。

「先日は図面と見積もりをいただき、ありがとうございました。色々と検討してみてみました。
やはり、出来るだけコスト低くしたいなと思ってまして。まずは・・」
といろいろと変更されたい内容をお知らせ頂き、その最後にこう書かれていました。
「私のイメージでは昭和な雰囲気が漂う感じにしたいもので、やはりガラスの4枚とも引き戸がいいなと思っています。ちなみに中には食器は入れないつもりです。
そのガラスも透明ではなく波打ってるようなガラスか磨りガラスみたいなのがいいかなと…
本当、わかりづらくてすみません。
以上のようなかんじで大変お手数ですが、またお見積をお願いします。」

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

今回はこの戸棚が、この食器棚全体の印象を決めていますね。どこか懐かしい印象に。

なるほど。面白いです。
こういう感覚的な部分ってメールのやり取りだとなかなか伝わりにくくて、何となく、Oさんのイメージは伝わって私の頭の中に思い描けているのですが、やはりお会いしてお話することが一番。
そうして、流山からこの小さな町寒川まで遠路はるばるお越しくださったのでした。
できあがる形はシンプルに見えても、ここに至るまでのその人のお話がその人自身のものです。
お会いしてお話して初めて見えてくるいろいろなことがあります。
おかげでひとつの形がまとまりました。

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

手掛け部分とガラスの押縁の様子。

「先日はお忙しい中、お時間を作っていただきありがとうございました。
やはり、直接お会いして打ち合わせをしたら、自分の考えもまとまってとてもスッキリしました。
見積りと図面を早速メール下さりありがとうございます。大体はこのようなかんじでいきたいと思います。細かいところは、また何かありましたら連絡させていただきます。
では、内覧会の日にちが決まりましたらまた連絡いたします。
よろしくお願いします。」

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

天板はステンレスヘアライン仕上げで、天板の木口はナラの挽板を貼っています。

そうして、いよいよ内覧会。
私は、Oさんの内覧が終わるころにお邪魔させて頂き、設置場所を見ながらいろいろとお話しさせて頂きます。
素材は最初の予定通りにナラで良いか、色の感じもダークブラウンで良いか、サイズは大丈夫か・・、内覧会だと時間が限られてしまうことが多いので、段取り良くお話を進めていきます。
そして、全てが決まっていよいよ製作です。
木地のままだと白くてさわやかなナラ材もダークブラウンのオイルをすり込んでいくと徐々に少し懐かしい印象へと変わっていきました。
板の木口を見せたり、ガラスの止め方も工夫して作ったので、「どこか懐かしい」印象がよく表れました。

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

引き出しや扉の正面に使った材はナラ柾目材。その木目の印象も良い雰囲気が出せた一つの要因ですね。そして、手掛けの様子。

製作が終わり、取付も終えて、使い始めた頃に再びお邪魔させて頂きました。
うん、もうそこにはOさんらしくどこか懐かしい食器戸棚になっていたのです。

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

引き出しの様子。

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

炊飯器のスライドテーブルもトップはステンレス。また、ソフトクローズレールを使っているので、スライドレールが露出していないのですっきり見えます。

ステンレストップの食器棚とステンドグラスのある吊戸棚

ステンレスに傷がついて鈍い輝きになる頃はもっともっとどこか懐かしい印象になっているはず。

ダークブラウン色のナラの食器棚

価格:530,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は20,000円から、取付施工費は30,000円から)

暮らしをみつめてみました

2016.02.24

「飾り棚のあるナラの食器棚のオーダー」

港南台 S様

design:Sさん
planning:daisuke imai
producer:masakane murakami
painting:masakane murakami

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

全体の様子。比較的広いキッチンで、どのくらいの大きさの食器棚にするかがポイントでした。ゴミ箱は、キッチンの中まで家族みんなが入らなくても使えるように冷蔵庫の隣に置くことにしましたので、その分食器などをしまうスペースが広く確保できました。

「先日ショールームに伺わせて頂きましたSと申します。宜しくお願い致します。
キッチンの背面収納とダイニングに作り付けのサイドボードを作りたいと考えております。
デザインなどはまだ漠然としていてるのですが、正直センスが良くなく、インテリアも気が付くとちぐはぐな感じになってしまいがちなので、全体的なデザインや木材の選択などのアイデアの提供をして頂けると嬉しいです。
今井さんのセンスを信頼しておりますので、メールなどやり取りしながらイメージを固めていきたいです。(面倒ですが宜しくお願いします)
ブログをザッと拝見させて頂いてデザインと雰囲気が良いなと思ったお宅は、「希望ヶ丘 Fさん」「東久留米のKさん」「瀬谷のUさん」「町田のYさん」のあたりになります。
今のところの希望は、
「キッチン」
・吊戸棚の下に飾り棚
・吊戸棚の下にLED照明
・背面カウンターは奥行をゆったり取りたい50㎝くらい?
・幅は180位で

「ダイニング」
・デザインは希望ヶ丘 Fさんの様に上部に引き出し下部に扉。扉の中に書類など収納できる引き出しを多く作って欲しい

木材はホワイトオーク・メープル・くるみなど気になります。赤味の強くない木材が好きです。
タモは良いのですが和に傾きやすいかなと思っています。北欧ぽいのは好きですが、サラッとし過ぎないようにもしたい。
癖のない感じでフシがあまり目立たない方が好みです。家の建具が全体的に白っぽいのとキッチンに窓が無くて、照明を常に付けている感じですので、明るい感じにはしたいです。
自宅の雰囲気が分かる画像やサイズなどまた追ってご連絡できたらと思います。
箇条書きですみません。まずはご連絡まで。」

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

スッキリと下飾り棚をつけたい、ということでこのような形になりました。

Sさんは毎年私たちのショールームで年の暮れに開いている「クレミル」という展示会にいらしてくださったのでした。その時私は別のお客様がいらっしゃってちょうど打ち合わせをしておりましたので、妻がいろいろとお話を伺っていたのです。
その時の様子をあとから聞いて、それではまずはメールでご挨拶をということで、メールのやり取りが始まったのでした。

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

ガラス扉上部の手掛けの印象。

そして、まずはお部屋を拝見させて頂きながら、教えて頂いているご要望とうまく合うように形を考えましょう、ということになりまして、まずはお伺いさせて頂いたのでした。
「正直センスがなく・・」と書かれていたSさんでしたが、そんなことはありません。どちらかというと、そのセンスをぶつけられて困ってしまうほど・・(笑)
まずはお部屋を見て、どのくらいの大きさの食器棚を考えていらっしゃるかをお聞きして、どんな使い方をしたいかというご要望をお聞きして、原案となる形を考えていきます。
その原案をもとにお話を重ねていくのですが、一つの形が見えてくると、そこから何か自分が必要かが見えてきます。
この家具がこの形だったら、私はどいういうふうにここで過ごすだろう。
ここがもっとこうなっていたら、より使いやすく、過ごしやすいかも。
家具を作ることは暮らしを見つめることです。

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

天板の様子。家電はレンジ以外は上に置く、という印象。

そうしてSさんのメール相談がここから始まりました。
「頂いた原案から少し内容を変えてこういう方法だと、こういうデザインだとどんな感じになるか」というご相談がドンドン飛んできます。
「それなら、こういう方法に、こういうデザインになります。でもそうなると、こう見えたり、こういう方法もあります。」と私もドンドンとお返事します。
その内容に、どちらかというと私がSさんのセンスを頂いて勉強になるくらいでした。

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

大きな食器棚ですので、家電を置くだけではなく作業スペースもある程度確保できました。

「もともと優柔不断なの ですが、イマイさんの施工例を色々見ては、どれも良く思えてしまい、なかなかデザインを決めきれずご迷惑をお掛けします。
のんびりと決めて気に入ったもの取り付けたいと思っていますので、お付き合い頂けたらと思います。
メールの返事は急ぎませんので宜しくお願い致します。」
と言ってくださるのですがのんびり進めていると、私の頭の中も限られているので忘れちゃうといけない。
自分の中でひと区切りつくまでは、メールでドンドンを繰り返します。

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

Sさんが気に入ったハンドルをご自身で用意してくださいました。自分の好きなものを組み込むこともができるのもオーダーの魅力のひとつです。

そうして、最初に展示会に来て頂いてから5カ月間プランを練り続けて、ようやく形が決まりました。
まずは、Sの思いがたくさん詰まっている食器棚を先に作らせてもらい、あとは(写真を撮り忘れたのですが)トイレの手洗い台も白い無機質な扉から同じナラ材を使った扉に変えるという依頼を頂いて、ダイニングのサイドボードは、新しいキッチンになって暮らしがひと段落したら、ゆっくり考えます、ということになりました。
うん、そのほうが良いです。
Sさんのことですから、きっといろいろなイメージをお持ちだと思いますので。

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

引き出しの様子、その1。

そうして、製作の取り掛かれる準備が出来たのですが、ちょうどその頃、他のお客様の家具製作でかなり立て込んでしまっていたので、製作に取り掛かれるのがそれから1か月くらい先に。
そうして、ようやく完成したのが、その1か月後。
半年以上掛けて、ひとつのイメージが形になりました。

これでひと安心です。次回またお声掛け頂けるのを楽しみにしております。

アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

引き出しの様子、その2。


アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

引き出しの様子、その3。


アイアンハンドルを取り入れた北欧風食器棚

引き出しの様子、その4。

アイアンハンドルのあるナラの食器棚

価格:640,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は15,000円から、取付施工費は30,000円から)

優しい色であふれていた

2016.02.24

「タモ板目のカウンター下収納とリビングデスク、食器棚のオーダー」

武蔵小杉 K様

design:Kさん
planning:daisuke imai
producer:hideaki kawakami
painting:kouhei kobayashi

アクリル引き戸のあるナラの食器棚と吊戸棚

こちらが食器棚。板の引き戸とアクリルの引き戸を使い分けたデザイン。

「初めまして。Kと申します。
2月入居予定の新築マンションに、作り付け家具を探しておりまして御社のウェブサイトを拝見しました。
仕上がりや使用されている木材の雰囲気が希望しているものにとても近かったためご依頼したくご連絡させて頂きました。新居の平面図が手元にあるのですがデータ化していないため添付することができず申し訳ないです。。
3LDKの食器棚、リビングの壁面収納、カウンター下収納を考えています。スケジュールなど、ご依頼してもよさそうでしょうか?
内容としましては、御社の製作例より下記のイメージで考えております。
食器棚:「しっかりものがついている」のIさんのタモ柾の食器棚
リビング収納:「築き上げること」のMさんの壁面収納(上段の下の高さをもっと取りたいです。)とカウンター下収納(奥行きがあまりなく、カウンターらしいカウンターでもないので付けるかどうか迷っているのですが。。)
(こちらの食器棚もいいな、、と思っています。)
少ない情報で申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い致します。」

アクリル引き戸のあるナラの食器棚と吊戸棚

アクリル引き戸と、その下のオープン棚の様子。オープン棚は、家電を置いたら蒸気が当たりそうなところは付けないで左半分だけ作る形にしました。

ということで、まずは私たちのショールームまで来て頂いてお会いしてお話を伺うことにしたのです。
それほど広くないショールームですが、キッチンと背面収納(食器棚)やダイニングテーブルそのほか本棚やオリジナルのスピーカーなどがありますので、家具作りの参考にはして頂けるかなと思っております。
どんな素材の木があって、どんな家具の仕上がりになっているか、また希望される方には作業場も見てもらうこともできますので。

アクリル引き戸のあるナラの食器棚と吊戸棚

引戸の手掛けは、上から下までミゾがあるタイプ。

そして当日。
パッと見はここが家具工房だって皆さん分からなくて、なんだろうってお顔を押しているのですが、ショールームを見てもらってお話をすると、だんだんと私たちの空気を楽しんでくださいます。
そうして、長い打ち合わせも楽しい時間になり、大きな形がまとまりました。

ダイニングとリビングをつなぐナラを使ったL型の収納とデスク

炊飯器を置くスライドテーブルは、炊飯器のフタの水分が垂れても大丈夫なようにトップ面に白いメラミン化粧板を貼っています。(オイル塗装だと、気づかないうちに尻もれしたお水でトップ面が黒くなってしまうことがあるので。)

「お世話になります。Kです。先日の打ち合わせありがとうございました。
ざっくりとしたわたしたちのイメージを具体化してくださって非常に助かりました。
送っていただいた見積もりと図面、確認できました。ありがとうございます!
あらためてじっくり図面を拝見させていだたきまして、「あ?理想通り。。」と、うっとりというか、にんまりしてしまいました(笑)。夢が広がります。
細かい部分について変更したい点があるかもしれないので、主人とも相談してまた改めてご連絡致します。
主人が夜勤が多く、何日かお時間をいただくかもしれないのですが今週中には必ずメールさせていただきますね。
(引き出しのサイズなど、微調整したい場合も早めにご相談させていただきます。)
それからマンションの内覧会のお知らせがきまして、今のところ11月25日(火)で予約できたらと思っています。
イマイさんに同行していただく場合、上記の日程でこちらに来ていただくのは可能でしょうか?
(希望の日程通りに予約できるかどうかも聞いてみないとわからないのですが・・)
ご検討よろしくお願い致します。」

アクリル引き戸のあるナラの食器棚と吊戸棚

引き出しの様子、その1。

アクリル引き戸のあるナラの食器棚と吊戸棚

引き出しの様子、その2。米びつ収納。

アクリル引き戸のあるナラの食器棚と吊戸棚

引き出しの様子、その3。

さあ、あとは内覧会に参加させて頂いて、設置場所の採寸を行なえれば、製作に取り掛かれるね、と思っていたのですが、今回のマンションは、コンクリート壁とは違う今までになかった構造の壁のようで、壁にネジを止めることができない壁かも知れない・・、ということなのでした。
詳しくは内覧会で確認しましょう、ということで、当日確認したら、「ネジ止め程度でしたら大丈夫。」というお返事をKさんが頂いたそうで、ホッとひと安心。
これで予定通りの形で進められます。

ダイニングとリビングをつなぐナラを使ったL型の収納とデスク

こちらがL型のリビングボード。

それではこれで全てが決まりましたので製作開始です。おおよそ製作も進み、もう1か月ほどで取付の予定日という頃に再びKさんからご連絡が。
「こんにちは。いつもお世話になっております。もう2月になりますね。
このような時期に申し訳ないのですが、昨日マンションの家具固定についての案内が来まして、以前一度話をさせていただいたのですがリビングの戸境壁につきましてビス打ち不可(もしくは、指定業者により工事可能だが荷重がかかる固定は不可とのこと)とのことなのです。内覧会では「ビス打ち程度ならOKです」と言われたのですが、荷重がかかる固定はできないとの記載があるのでやはりNGのようです・・。」
おや、困りました・・。
そこで急きょ、追加のキャビネットを作って、リビングボード上部の戸棚の荷重を床に逃がせるような構造に変えることに。

ダイニングとリビングをつなぐナラを使ったL型の収納とデスク

荷重を支えるために追加したキャビネットにはミーが。

追加した中段の右のキャビネットは、他の部分と比べて板の柄が多少大柄になってしまいますが、良い雰囲気にまとまりそうです。
そのまま製作を進めさせて頂き、無事に製作は完了。

ダイニングとリビングをつなぐナラを使ったL型の収納とデスク

こちらはキッチンカウンターの下の部分。引き出しと引き戸という構成。

そして取付。
今回は大規模なタワーマンションでさらに引っ越し時期が管理されているということで、搬入がとても困難になると考えられました。
そこで時々皆様にご相談させて頂くのですが、早朝のまだ引越し屋さんが作業に入る前に手早く搬入をさせて頂く、という形を取らせて頂きました。
朝6時30分頃に今のご自宅までお伺いしてご新居の鍵をお借りし、それからご新居に。
まだ入居されている方がほとんど居ないこの時期だからできる早朝搬入。大きな家具ばかりでしたがとてもスムーズに運び入れることができました。

ダイニングとリビングをつなぐナラを使ったL型の収納とデスク

L型の角のになる部分はデスクになっています。

食器棚は間仕切り壁ですので、柱のある位置にねじを止めることができましたので問題なくしっかりと固定できまして、リビングボードのほうは壁に固定することができないため天井面に止めさせて頂き、さらに中段の小さなキャビネットがきちんと荷重を下に伝えているので、転倒しないように固定することができました。
これでひと安心です。
設置完了後にお借りしていた鍵をお返しして無事に完了。

ダイニングとリビングをつなぐナラを使ったL型の収納とデスク

引戸の中はこのような感じです。

「こんにちは。
昨日はありがとうございました!とっても理想通りに仕上げていただいて、昨日はスタッフのみなさんにも「いい感じです!」としか言えなかったのですがまさにいい感じでした~。
追加で付けていただいた棚も自然で、収納場所も増えたしむしろこれで良かったかなと思います。お伺いしたら皆さま4時起きとのことで、本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。」

Kさん、こちらこそありがとうございました。私たちの家具だけではなく、Kさんの家具も入ることでとても優しい空間が生まれましたね。

タモ板目のカウンター下収納とリビングデスク、食器棚

費用につきましては、お問い合わせくださいませ。

ブラックウォールナットの本棚

2016.02.21

今日は良いお天気のなか、山手のSさんのところまでカナイ君と本棚の取付でした。
細かい納まりは私たちにお任せしてくださったSさんですが、棚はシンプルに見えるようにしたいです、というご要望だけはどうにか叶えたいところでしたので、この本棚は搬入の都合上、上下に分かれるように作っているのですが、それが分からないような作りにしています。
本当は縦の側板も2枚重ならず1枚に見えるほうがスッキリするのですが、そうなると強度不足になるといけないので、側板は2枚重ねる形で、上下だけシンプルに見えるような作りにしています。
板のまま搬入してこの現地で板を組み立てて、接着剤でくっつけて、という作り方をすれば、板が2枚重なることはないのですが、そうすると何かあった時に外すことが難しくなっちゃう。
私たちとしては、造り付け家具は設置したらもうそこから動かせません、というのではなく、今回のようにまた取り外せるようにしておきたいのです。

さいたまぐるり

2016.02.20

20160220005そのあとは、越谷のほうまでぐるりと。そして、再びkoushaでお昼ご飯。そして、隣の飯高さんの工房にお邪魔させて頂き、いろんなお話をさせて頂いて。
ここはいつ来ても(2回目ですが)、気持ちが落ち着く穏やかで良い場所です。
こうしてぐるりと巡っていろんなご縁があることに本当に感謝しております。
美味しいご飯と、すてきな器をありがとうございます。
家具、キッチンというハード面(と言うのかな)からだけではなく、食事や食器などのソフト面(というのかな)からも良い考え方ができるように私たちも頑張ります。
たくさん元気を頂いてまいりました。

節アリナラ材のキッチンとバックカウンター

2016.02.20

2016022000220160220003先月お引越しが終わった埼玉のKさんにようやく今日ご挨拶にお伺いすることができました。
Kさんは、元々私たちがキッチン作りを始めるきっかけとなった「海の近く、ソラの近く」茅ヶ崎のKさんのお友達。その茅ヶ崎のKさんのキッチンを作らせて頂いて(もう11年も前のお話ですね。)、埼玉のKさんが茅ヶ崎のKさんのご新居に遊びに行った時に、「いつか家を建てる時は、イマイさんにキッチンを作ってもらおう」って決めていてくださったのだそうです。
「家を建てるまでにあれから10年が経ってしまいましたが、やっと夢が叶いました。」とうれしそうにお話ししてくださいました。
そのように思ってくださっていたなんて私もうれしいです。

そのあとは、その茅ヶ崎のKさんからの贈り物であるダイニングテーブル(Kさんのご主人が作ったものなのです、その時の経緯は、製作例のどこかに乗っているはず・・。)が使っていてグラついてしまったということでその修理をさせて頂き、これでKさんの作業はすべて完了。
このテーブルもあの時Kさん(茅ヶ崎の)から「イマイさん、今度主人がテーブルを作るのですが、ここはどうしたら良いか教えてください。」ってたしか聞かれたんだっけ。懐かしいです。
あの人との出会いがなければ、今こうしてキッチン作りはしていなかったと思うと、いろんなところでいろいろな人とつながりを持てることに本当にうれしく思うのです。
Kさん(埼玉の)ご夫婦のうれしそうなお顔と賑やかにはしゃぐお子さんたちを見て、何か一つ気持ちが落ち着いて、納まるものが納まった気がしたのでした。

クルミとステンレスバイブレーションのキッチンと食器棚

2016.02.19

201602190022016021900320160219004国立のYさんは明日お引き渡しということで、最後の細かい作業を終わらせてきました。
これで完了です。
今回のYさんのご新居は、アンドオンアソシエイツさんの設計。
森藤さんにはいろいろとお世話になりました。
とても良い勉強になり、とても良い仕事ができました。
ありがとうございました。

Yさん、またあらためてご挨拶にお伺い致します。